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山廻り by a★i

「山姥」を追求中のこの頃。

銕仙会さんの山姥の魅力を探る講座に参加しつつ
能「山姥」を鑑賞。

[能]
何しろ基本不勉強なので
大概はいろいろなものを知らないままに観に行ってしまう。
よほどわかり易いと、わかったような気になるが
わからないものだらけである。

そしてこの「山姥」。
わからない。
舞踊を何度か観たのだけれど、超絶わからない。
DVDで玉三郎さんの「山姥」まで観たけれど
なんともわからない。

きれいな女の人なのか?薄汚い婆さんなのか?
いったい?鬼なのか?狂っているのか?
何がなんだかわからない!ので、講座に赴いてみた。
少し近づきはするけれど、まだまだわからない。

鬼と勘違いされがちだけれど
特に人を喰らうでもなく
快く裏心なく宿を提供してくれ、
どちらかというと、人助けをしているようであり
どこからどのように湧いてきてしまったのか?
わからない存在。

能の鑑賞では、シテは銕之丞さん。
後シテの鬘に謎の親近感を覚える。
というのも、ちょうど同じくらいに伸びきった髪型で
最近ふと見つけてしまった自分の白髪より
この自分の髪が全体的に白くなったらリアル"山姥"だな、
なんて思い始めたら、その親近感は止まらなくなった。

"山姥"は山廻りをしながら
季節の移ろい、山の厳しさ、
人々の営み、心の動き、恐怖心、愛情、
などなど、きっと色々なことを感じていて
リアルに感じたり、回想したりして、
ひたすら山廻りなのかな?と。

小書、雪月花之舞による中ノ舞では、
(中ノ舞。笛でお稽古した舞なので、
なんとなくは自分でも吹ける筈なのだが…。)
竹市さんの笛の侘しい音色だったり、
銕之丞さんの、実は本当に苦しかったらしい
滲み出る苦しみの情であったり、
舞自体がとても何か訴える物があって
自分自身も、アレコレ回想してしまった。


常に頭の中は、雑多な事でイッパイ。

珈琲をぐるぐると点てながら廻る月日を思う。
寒い時期はホット、暑い時期はアイスの方々、
一年中ブレずに変わらないオーダーの方々、
気分によりアレコレな方々、
新年度に新しいメンバーで訪れる常連さん、
休日には御家族と来てくださる方々、
うっかり見えてしまう出逢いと別れ、
禁煙、病気、老衰、死別、
社会に旅立っていく学生、
育っていく少年、
ここで書くのか!?…の、婚姻届、離婚届、
と、他人様の事ばかり見ているかと思いきや、
自分の身にも、十年を超える月日の中に
色々なことがあったなぁ、と思える。
出逢い、別れ、修羅場、
涙と笑いと、
苛立ち、やるせなさ、
色々な感情や出来事を抱えながら
時が廻っている。

なぜか?いつの間にか、
自分の職業として定着してしまった
喫茶店の中の人、という立場として、
天変地異、疫病、(戦争もありうるのか??)
色々と起こる世界に、
向き合っていかなければならない。
営業している限りでは、
日常でありつつ、非日常というか、
日々のゴタゴタから解放された
不思議な空間を保ち続けたいなぁ、
なんて事を思う。

そしてまた、ぐるぐると珈琲を点てる。

観ながら、観たあとの日々も、
色々と考えさせてくれる[能]という芸能には、
心を掴まれっぱなしである。

まだ、これから観る機会が訪れると思うので、
百万山姥と、山姥と一緒に、山廻りをしたい。
師匠の吹かれる「山姥」も観たかったなぁ、
これから観るぞ、と。

さて。山姥をイメージした和装。
山廻り by a★i_c0032784_02085299.jpg







































(本当は能本番に着ていきたかったのが
間に合わなくて、仕方なく、講座の最終回に。)

自分のテーマ和装と共に、最近思う事。
大鼓・広忠さんの袴の色はきっと曲を意識されている!
山姥、緑色だった。
海人の時は、海人ブルーだった。
(自分は自分で、そんなに青??ってくらいにブルーだった。)
どなたが用意されているのだろう??

以上、いわゆる[能]をちゃんと習っている人の
しっかりした感想・考察でなくてお恥ずかしいのであるが、
でも、[能]を観るって、感じるって、
[能]を構成された要素についての勉学論が楽しいだけではなくて、
そこから、自分の日々の生活やら人生やら、を
ふと省みられるというか、そんなことが面白いのではないかな?
と思うのである。
それが[能]でないものによることも、
きっと沢山あって、それぞれ素敵なコトだと思う。


"よしあしびきの山姥が 山廻りするぞ苦しき"

山姥さん、春秋冬………で、夏は???
とかも思ってしまったヨ。

# by keita-aoi | 2020-03-30 03:30

Over forty Totally naughty. by a★i

41になりました。碧(あおい(a★i))です。
こんな名前で、今も呼んでくださる方々はほんの一握り。

超!久々の投稿。
最近Facebookさんがよく
昔のこのブログを引っ張り出して下さるので、
ふと、潜ってみたところ、
またちょっと書きたくなった。
そして、ねこみみモードはいかんだろー、
と思い、アレだけは自分だけにしか見られないように
してしまったよ、思い出して見たくなってしまった
そこのアナタ!御免ねっ!

ご無沙汰している間に、
ご無沙汰前にキュンキュン語っていた地蔵殿と
目出度く恋を実らせ、結婚するに至り
5年の月日が過ぎ去った。
その間、常に渦巻く、何かしたい思いと
何も出来ないジレンマと葛藤しつつ
喫茶店の局と化した。勤続12年目。
みーーーーんな、僕の彼氏だよーーーー♥
というチャラ男・藤森慎吾的な心持ちで
お客様をお迎えしている日々である。
この辺は、元敦彦ファンとしての名残である。

40を超え、何が出来ているわけでもないが
今まで好きだった夢中だった
あんな事こんな事いっぱいあるでしょー🎶
が、無意識の内に積み重なっていて
相変わらずLOVE酒!であり、
LOVEカメラ&写真!であり、
LOVEアラブ音楽&ジプシー音楽!であり、
LOVE日本!である。
色々なものが積み重なって、
グダグダなままの大人となっている。

LOVE日本!だったっけか?
と思われそうだが、たぶんそうだったはず。
書道部だったり剣道部だったりしたしね。
日本に居ながら、外国の方々と接する機会があったり
うっかり結婚してしまうに至ってしまったり
色々とあったわけだが、
やはり、外と接して気づくのが中の良さ、
といいますか、日本の悪いところも良いところも
日本の文化も、愛おしく思える今日この頃。
特に近年は、日本舞踊やら能やらに
すっかりハマってしまっている。
現在の夫(日本人)の趣味が書道なので、書を観る機会も多い。
我ながら目が肥えてきたと思う。

そして、まだまだ写真LOVEなので
奈良原一高氏追悼気分に浸り
世田谷美術館に行ってきた休日である。
スペイン。生々しいスペイン。
30代はじめの一高氏。
生死を伴う闘牛。
深くシワの刻まれた老婆の顔。
脳内再生音楽は、なぜかこの曲。
「Tutti Frutti」
↑このサビーナはめっちゃ可愛い♥
↑正しい!?墓参りのイメージ。
窓展もJCIIも会期ギリギリでも行く気満々!!

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そして、この日は、狂言の会へ。
能も狂言も好き!でも狂言onlyの会に行くのは初めて。
これは、笛の師匠が狂言3番とも笛を勤められるということで
うわぁ!行きたい!!けど売り切れてる!
…の状態だったのが、
かなり直前に空きある情報が来て
思わず飛びついて逝ってしまったのだ。

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狂言は、能のあの曲やこの曲や、がわかっていると
より楽しめると思うので、どちらもよく観るに限る!
ちょっとしたところに、とある能のとある一部分がでてきたり、
今回の会のお囃子部分も、
ささ(酒)呑んで、笹(物狂いの象徴)持って、
狂言っぽい音色のカケリ、
と、とても気の利いた展開で、面白い!
そして、狂言での笛・お囃子は、とってもキュート!陽気な音色🎵

日本の文化・伝統芸能と言われているジャンルのものを、
敷居が高いとか何とか、
そんなことは、取っ払って
観に行ってみることです。
うっかり大半を寝てしまっても、何か感じるもので、
また観たくなるものです。
そして、もっと知りたくなります。
少し前よりも知ると、より面白くなります。

さて。
"over forty totally naughty"
昔お世話になった百軒店にあった老舗スナックでのお客様が
カフスとして使っていたものの文句。
片っぽが"over forty"で、
もう片っぽが"totally naughty"

自分が20代の頃に、40代の方が、
いやぁ、まだまだど〜しよ〜もない!
と、笑って呑んでいたのが懐かしい。

自分も齢40を超え、まだまだ不完全でどうしようもないと感じる。
自分に甘いし、いくつになっても完全にはならないし、
完全ってそもそも何?となる。
そして、いつも色々とギリギリ。
ギリギリになったときの判断力は磨かれるけれど、
もっと余裕を持って行動する自分には
いつまで経っても全くなれない。

そして、いつもくだらない事ばかり考えている。
この日の和服のテーマ、
奈良原一高に因みまして、モノクロテイストにしてみよう!と。
なぜかなんとなくちょっと幾何学的にもしてみた。

Over forty Totally naughty.  by a★i_c0032784_01130260.jpg




































一高→→→IKKO!!どんだけ〜!!
なんて思いながら、和服記録写真。

日によってだけれど、それなりにテーマを持って
その日の和服を選ぶようにしていたりする。
…を、1日の最後、リセットする前に撮る。
が、実は習慣になっている。
結構写真が溜まった。
改めて見るとなかなか楽しい。

# by keita-aoi | 2020-01-27 01:54

何分の1? by a★i, Keita from heaven 158th day

あれから、半年。

ちょうど、出逢った(?)頃から、
使い始めた今年の手帖は、
貴方と観た、あんな映画や、こんな写真展や、
そんな美術展、どんな舞台?、
日々の珈琲、ちょっとお酒、お散歩等々で、
埋め尽くされている。

私は、貴方の観る映画の、
何分の1かを、トモに観、
貴方は、私の呑む酒の、
何分の1かを、トモに呑む。

そんな、全てが全て、
同じ時刻を過ごせるわけでもなく、
勝手気儘にそれぞれの時刻が、
過ぎているのであるが、
その、部分集合であったり、
私の知らない、貴方の知らない時刻の、
そんなお話だったり・・・で、
今もなお、楽しい時刻を過ごさせていただいている。

いつもいつも。
感謝している。貴方に。
いつもいつも。
愛をしくて、たまらない。

今夜は、いつもよりもっと、
貴方を、抱きしめたい夜。

たまに。切なくて、涙の流れるような日を過ごす。
でも、本当に。貴方が。大好きで、大好きで。
愛をしくてたまらなくて。
そんな毎日が、流れていく。

そう。抱きしめたい★

何分の1? by a★i, Keita from heaven 158th day_c0032784_0391173.jpg
# by keita-aoi | 2014-05-31 00:41

ヨガ~ル★ by Keita, Keita from heaven 155th day

ままん、ひとりヨガ~ること、1年強。
やっぱり、鳩ぽっぽのポーズは、片っぽしかできないらしい!
もぅぅぅぅぅちょっと・・・なんだそうだなぁ★

一番気づいたこと。
ままん曰く。
「結構自分は、前傾姿勢だったんだなぁ。」と。
ぅん、そうだねぇ(@_@)!
何気なく、胡座をかいて座っていても、
結構、ずっしりと、まっすぐ座っている人は
少ないみたいで、
ままんも、油断すると、前傾なことに気づくんだってサ。
立っているときも、しかり★だそうで、
結構前に前に、傾いている人が多いらしい。

ままんは、日頃気を付けてみているそうなんだけども、
なかなか、まだもう一歩。気を抜くとダメダメなんだそうだ。
でもでも、ちゃんと気を付けて立てると、
・・・・「なんか、ラァ~シャ入りやすくないか????」
と、ままん談。
おやおや、いいぢゃないか、ままん!

お休みしている間のことは、
少しでも、役立てるんだよ★

あ、そうそう、
ヨースリーおじさん辺りが、(今年も9月終り?)
戻るのに、ちょうどイイんぢゃないかなぁ?
って、言っているところだよ★

嵐を呼ぶ女、ままん、
GO!!!!嵐!!!!GO!!!!!!

ぽっぽっぽーーーー鳩ぽっぽーーーー♪

ヨガ~ル★ by Keita, Keita from heaven 155th day_c0032784_1963424.jpg

鴨ぽっぽーーーー♪
# by keita-aoi | 2014-05-28 18:46

あれから・・・。by a★i, Keita from heaven 128th day

あの日から、20年。
だそうだ。

自分が、15才の頃。
F1熱は、少々冷めていた頃だったが、
なんの気もなしに、なんとなく、
BGMのように、F1を流していたときに、
事件が起こった。

一斉を風靡していた人が、
突然、居なくなってしまった。


あれから・・・。by a★i, Keita from heaven 128th day_c0032784_14401595.jpg

そんなわけで、献杯!!


あれこれ、あれからどのくらい????
と考える夜であった。


懐かしいな、ホンダのショールーム、
行ったもんね。あの頃。
# by keita-aoi | 2014-05-01 14:43