満員電車 by a☆i, Keita 816th day


c0032784_2505098.jpg満員電車が好きだった。
私の人生振り返って
張り切って早起きできていたのは、あの時期だけ。

それまで、遅刻ばかりだった登校時間が
一気にグッと規則正しくなった。

いつも、ある時間の同じ場所に、貴方はいた。
名前も何も知らなかったその人を想いつづけたこと数年。
今考えると、ストーカー?だけれど、
通っていた学校も名前も住む場所も気合いで調べこんでしまった。
しかも、なぜか、母親と、妙に仲良くなってしまった。
あの頃の危ないほどに一途な迷いのない気持ちは、
いつ思い返してみても、顔がくしゃくしゃになるほどに照れくさい。

満員電車は、その人の近くにいられた唯一の時間。
電車なんて、混んでいれば混んでいるほどよかった。
(自分で立っていなくてもすむし~、という話も。)
そんな時に、隣にいられたら、その一日は、一日中ドキドキした気持ちでいっぱいだった。

去年のちょうど今頃、いまだにたまにやり取りのあるそのひとの母親から
「あの子、来月結婚するのよー。」 と。

ときめいた気持ちなど、ずっと前のものなのに、
なにかスーッと冷たいものが、心の中を過ぎていった。

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by keita-aoi | 2005-03-19 23:59
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