満員電車が好きだった。 私の人生振り返って 張り切って早起きできていたのは、あの時期だけ。 それまで、遅刻ばかりだった登校時間が 一気にグッと規則正しくなった。 いつも、ある時間の同じ場所に、貴方はいた。 名前も何も知らなかったその人を想いつづけたこと数年。 今考えると、ストーカー?だけれど、 通っていた学校も名前も住む場所も気合いで調べこんでしまった。 しかも、なぜか、母親と、妙に仲良くなってしまった。 あの頃の危ないほどに一途な迷いのない気持ちは、 いつ思い返してみても、顔がくしゃくしゃになるほどに照れくさい。 満員電車は、その人の近くにいられた唯一の時間。 電車なんて、混んでいれば混んでいるほどよかった。 (自分で立っていなくてもすむし~、という話も。) そんな時に、隣にいられたら、その一日は、一日中ドキドキした気持ちでいっぱいだった。 去年のちょうど今頃、いまだにたまにやり取りのあるそのひとの母親から 「あの子、来月結婚するのよー。」 と。 ときめいた気持ちなど、ずっと前のものなのに、 なにかスーッと冷たいものが、心の中を過ぎていった。 Contax SL300RT* Carl Zeiss Vario-Tessar T*
by keita-aoi
| 2005-03-19 23:59
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